News 建設業 経営事項審査

【経審】経営事項審査における審査項目の改正「その他の社会性」

令和5年1月から経営事項審査(経審)における

その他の項目、W点の審査基準が変わります。

 

1 ワークライフバランスの取り組み

以下の認定事業者に対して評価がされます。

女性活躍推進法に基づく認定

・プラチナえるぼし

・えるぼし(第3段階)

・えるぼし(第2段階)

・えるぼし(第1段階)

次世代法に基づく認定

子育てサポートに関する認定

・プラチナくるみん

・くるみん

・トライくるみん

若者雇用促進法に基づく認定

若者の採用・育成、雇用管理の状況に関する認定

・ユースエール

 

2 建設業キャリアアップシステムの活用

※8月から運用

建設工事に従事する者の就業履歴を蓄積するために

必要な措置を実施した旨の誓約書及び情報共有に関する同意書

つまり、建設業キャリアアップシステムの活用

実際にしているかどうかが評価基準になります。

 

3 建設機械の保有状況

【経営事項審査(経審)】の加点項目「建設機械」とは 対象

経営事項審査(経審)の評点について 建設機械の保有状況の審査項目が あります。 建設機械と一言で言っても 世の中には数多くの建設機械があります。 では、どのような建設機械が 審査の対象となるのでしょう ...

続きを見る

令和5年から加点対象となる建設機械が変わります。

主な変更点は以下のとおりです。

・ダンプ車

自重が5t以上のもで車検証の車体の形状が

「ダンプ」「ダンプフルトレーラー」「ダンプセミトレーラー」

と記載されている車両。

ただし、車検証の備考欄に「土砂禁止」の旨の

記載があるものは除く。

・高所作業車

作業床の高さが2m以上のもの

・締固め機械

自走可能なもので、

ロードローラー、タイヤローラー、振動ローラー

・解体用機械

ブレーカー、鉄骨切断機、コンクリート圧砕機、解体用つかみ機

4 エコアクション21

従来の加点のあったISO14001認定

に似たもので環境マネジメントシステムです。

ISO14001は国際標準化基準ですが

エコアクション21は環境省が企画の策定をしています。

5 まとめ

令和5年から少し審査基準が変わります。

建設業界の労働者の働きやすさの項目が

重視されたのではないかと思います。

 

また、建設機械においても今まで保有していたが

対象外であった機械においても審査項目に追加されたことから

経営事項審査の申請の際は一度、審査基準を見直す必要があるでしょう。

国土交通省:経営事項審査の変更点

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