建設業経理士 経営事項審査の加点に

建設業経理士という資格をご存じですか?
建設業経理士という資格は1級2級
というものがあります。

そもそも、建設業経理士というものは何なのか
というと、簡単に言うと建設業に特化した「簿記」
のようなものです。

通常の簿記とは違い、「工事未収入金」
「未成工事支出金」という言葉がでてきます。
建設業の経理に従事する職員には必要な知識が得られる
こもさることながら、対外的にも
建設業界での経理職のアピールポイントにもなります。

この、建設業経理士という資格ですが、
1級、2級ともに経営事項審査(経審)の評点において
加点対象となります。

しかも、人数がいればいるほど加点も増えます。

すでに経理を担当していて、ある程度経理に精通いる職員が
いれば、比較的に内容も難しく感じないかもしれませんし
新たに経理職員さんが入職した際の知識習得には良いかもしれません。

気になる試験についてですが、
1年に上期、下期の2回実施されています。
2022年度では、9月11日3月12日
となっております。

合格率は、
1級資格は3つに分かれており
「財務諸表」、「財務分析」で約20パーセント
「原価計算」で、約10%

2級の場合は、約40%となっております。

このように、
難易度としては、一般的な簿記と比べると高めです。

注意

令和5年4月から登録経理士講習という講習を受講しなければ
経審における評点が加算されません。

今まで、1級、2級経理士の資格保有者は評点の加点対象とされていましたが、
5年以内ごとの講習の受講を修了していなければ加点されなくなります。
定期的に講習を受講することにより、ブラッシュアップを図り
継続教育という利点があります。

これを機に、建設業経理士という資格も
考慮してみてはいかがでしょうか。

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