建設業 経営事項審査

建設業における継続教育制度(CPD)とは?継続的な教育制度

CPDとは、技術者の継続教育のことです。
Continuing
Professional
Development
の略です。

技術士、建築士・建築施工管理技士・土木施工管理技士などの有資格者である技術者が対象です。
セミナーや講習を受講することにより、CPD単位というものが受講者に付与されます。

取得している資格によっては取得後、更新制度がないものもあります。
更新がなければ、職人が自身の技術向上を図る機会も多くありません。

そんな職人のためにも、資格取得後においても継続的に学べる機会を与えて自身の知識や技術を維持、向上を図ることにもつながります。

また、継続的に自身の技術力の向上に努めている方や、そうでない方を可視化できるという利点もあります。

職人が自身による技術力向上を図っていたものが客観的数値により表されることにより、可視化できる有意義な制度とも言えます。

企業内での教育体制が整っていなかったりする事業者にとっても、このCPD制度は重要な位置付けになります。

また、外部のセミナーや講習を受講することにより、他社との関わりも持つことにより、自身や会社の刺激にもなります。

このCPD制度は、令和3年4月より、経営事項審査の審査項目に加わりました。
経営事項審査(経審)の評点を上げたい事業者さまは、一度確認してみてはいかがでしょうか。

計算方法は、複雑ですが簡単に説明すると、一年間に何単位取得したかが、評点に影響します。
経審における評点の最大値が、30点であることから、これも踏まえて評点アップを考慮していく必要があります。

まさに”継続的な技術者の技術向上”とういう意味での教育継続教育制度(CPD)だと言えるでしょう。

CPDについてはこちらもご参照ください。

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