【入札参加資格】入札参加資格申請の手順(愛知県建設工事CALS)

今回は、愛知県内における市区町村をはじめ、愛知県やその他公共団体が発注する建設工事における入札参加資格申請までの手順を説明します。

今回のコラムは、初めて経営事項審査(経審)を受審し、公共工事の入札に参入しようとする事業者向けの内容となります。

経営事項審査(経審)

公共工事の受注に新たに参入しようとする建設業者は、まず最初に経営事項審査(経審)の受審が必要です。

経営事項審査(経審)を受審するためには、公共工事受注を考えている業種の建設業許可を取得している必要がございます。

例えば、愛知県の発注する建築一式工事の受注を考えてる建設業者は、建設業許可の建築一式工事業の許可を取得している必要があります。

関連ページ:愛知県経営事項審査(経審)

その上で、建築一式工事業の経営事項審査(経審)を受審する必要があります。

経営事項審査(経審)とは、自社の建設業における客観的評価とも言える成績表のようなものです。

入札参加資格申請

経営事項審査(経審)を受審したら、愛知県知事許可の建設業者の場合はおよそ翌月末に経営事項審査(経審)の結果が出ます。

その後に、入札参加資格申請という申請を行い、公共工事の受注を考えている自治体の入札用名簿に登載してもらいます。

ICカードの準備

先述のように、経営事項審査(経審)の申請後、およそ翌月末に結果が出ます。

その間にすべきこととして、ICカードの準備です。

愛知県内の公共工事の入札には、「愛知調達共同システム(CALS/EC)」というシステムを使用します。

いわゆる、電子でのオンラインでの入札等の作業となります。

電子、オンラインの手続きの場合、本人(法人)の信憑性を慎重に確認を行いますので、本人(法人)しか持ちえないICカードの利用で本人(法人)確認をとる仕組みです。

この入札に使用するICカードは入札用(電子入札コアシステムといいます)として、契約先の認証会社が限定されています。

電子入札コアシステム対応の民間認証局はこちら

大差はありませんが、多少金額等に違いがありますのでそれぞれ比較して準備しましょう。カードリーダーも忘れずに購入されることをお勧めします。

ICカードのセットアップ

ICカードの発注後、約1カ月程度でお手元にカードが届きますので、届き次第、入札作業に使用するパソコンでのセットアップが必要となります。

こちらの作業にあっては、契約する認証会社によって様々ですが、パソコンを触りながら電話等での作業若しくは、訪問でのセットアップが可能です。

詳細は、ご契約先の連絡先に確認しましょう。

愛知調達共同システム(CALS/EC)

ICカードのセットアップを終えましたら、愛知調達共同システム(CALS/EC)に自社の情報を登録していく必要がございます。

愛知調達共同システム(CALS/EC)のシステム上にて、先述のICカードと併せて自社の情報を入力を行います。

システム上の「利用者登録」という作業になります。

この利用者登録には、「利用者仮登録」→「ICカード登録」という手順で進めます。

通常であればそこまで時間は要しませんが、稀に利用者登録ができない場合がございます。その際は、愛知調達共同システム(CALS/EC)上でのセットアップが必要となります。

本コラムでは、こちらの作業については割愛させていただきます。

入札資格申請

先述の項目まで完了しましたら、いざ「入札参加資格申請」を行います。

愛知調達共同システム(CALS/EC)上の「入札参加資格申請」より申請を行います。

申請後、申請先(希望する受注先の自治体)によって追加で郵送書類がありますのでそちらを送付し、問題が無ければ申請が受理され申請先の名簿に登載されます。

申請中の過程は、愛知調達共同システム(CALS/EC)にて確認できますので随時確認しましょう。

なお、初めて経営事項審査(経審)を受けられた場合は、結果通知後より約1か月後にシステムに結果が反映されます。

その間は、仮受付という形となりますが、結果の反映後、受理される仕組みとなっております。

まとめ

以上が経営事項審査(経審)を初めて受審してから入札ができるまでの流れとなります。

先述の流れに沿って作業を行えば比較的スムーズに作業を行えるかと思います。

ORION行政書士オフィスは建設業関係のお手続きに特化した事務所です。

もちろん入札参加資格申請の代行もさせて頂いておりますのでご不明点等ございましたらお気軽にご連絡ください。

 

ORION行政書士オフィスは、愛知県一宮市に拠点を置く建設業関係法務を専門的に取り扱っている行政書士事務所です。

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