建設業や、産業廃棄物業ではダンプ車両を使用することがあるかと思います。
ダンプ車には2種類存在することはご存知ですか?それは、「土砂」を積載することが可能かどうかです。
ではなぜ、土砂の積載を禁止するのか。
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土砂積載禁止のわけ
そもそも「土砂」は、比重が重いです。
空ペットボトル、木材、牧草などと比べると同じ様に積み込むと、かなりの重さになってしまい、過積載に繋がります。
これが大きな理由です。
もちろん、積載範囲内の少量での運搬も禁止されていますのでご注意を。
土砂禁止車両とは
通称、「深ダンプ」と呼ばれる車両です。
見た目
ダンプの後ろのアオリ部分が高い設計になっています。
多くの積載物を積載したり、風から守られる設計になっています。
車検証
車検証にももちろん記載があります。
土砂禁止車両の場合は車検証の備考欄に記載がされています。
「積載物は、土砂等以外のものとする」
と記載されています。
逆に、土砂禁止車両でなければその記載はございません。
建設業における注意点
建設業においては、経営事項審査(経審)での建設機械の加点には土砂禁止車両は認められません。
令和5年度からダンプは積載量に関係なく、土砂禁止車両でないものは加点対象になりました。
経審での加点をお考えで、ダンプ車両を購入等する場合は気をつけましょう。
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産業廃棄物業における注意点
産業廃棄物関係であれば、収集運搬業です。
土砂禁止の車両では、運搬の許可が取れない廃棄物がございます。
土砂禁止車両のみの所有の場合は、運搬できる廃棄物の種類が限られてしまいますので注意しましょう。
運搬できない廃棄物とは
土砂禁止車両での運搬ができない廃棄物の種類は主に次のものです。
メモ
①汚泥
②鉱さい
③ ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず
④がれき類
これらは、土砂禁止車両では運搬ができません。
他の積載物と比べると、比重が重たいからです。
産業廃棄物の収集運搬業の許可取得のために車両導入する場合は、充分注意しましょう。
まとめ
このように、ダンプは2種類あります。
土砂禁止車両の場合、土砂等は運搬できません。たくさん積載できるからと言っても過積載には充分注意しましょう。
建設業や、産業廃棄物関係においても少なからず不都合もあります。
車両の導入する場合には、車両の形状、車検証の確認、購入店での確認はした方が無難でしょう。
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