完成工事高は、経審における
評点に関係することから
対象の業種における工事高つまり
工事の請負金額を気にされると思います。
普段は、多くの専門業種で工事を
請け負っている業者さまで、
”建築一式の経審の評点を上げて
建築一式で大きな金額の公共工事
を請負うことを希望する場合…”
事業年度ごとで行ってきた他の専門工事
の金額を建築一式に移して、建築一式
の審査されるべき金額を大きく申請する
ことができるのです。
これが「完成工事高の移行」
といいます。
基本的には、建築と土木の2つの
一式工事が対象となりますが、
電気↔︎電気通信
管↔︎水道施設
のように専門工事間でも
移行ができるものもありますが、
一旦ここでは説明省略します。
共通のものとして、
「大工、とび、タイル、石、鋼構造物、鉄筋、塗装」
の専門工事です。
土木一式は他に、
「舗装、しゅんせつ、水道施設」
が移行できます。
建築一式の場合は、
「左官、屋根、ガラス、板金、防水、内装、建具」
が移行できます。
このように、各専門工事を
移行した場合は、前事業年度、
前々事業年度も含めて移行する
必要があります。
移行をすることにより、
経審の評点を上げて、
各自治体の受注ランクを
あげることが可能になります。
↓↓↓↓↓
それにより、希望する業種での
大きな公共工事を受注することが可能になるわけです。
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